もう一度考えて欲しい。あなたに今SIMフリーは必要か

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iPhone5s

uka0310(Flickr)

先月、11月の22日に日本国内においても遂にSIMフリーモデルのiPhoneが発売されました。

国内主要キャリアである、Softbank , au , docomo3社共がiPhoneを扱い始めたことにより、SIMフリーのモデルが発売される事によるキャリア側のデメリットが無くなったことがが最大の要因と考えることが出来るでしょう。

iPhone 5S

Ashok Govind(Flickr)

現状のSIMフリーモデル

しかし現在SIMフリーのモデルを買うメリットというのはかなり限られているようにも思えます。

SIMフリーのモデルで最大のメリットを享受出来る人は間違い無く海外との行き来の多い人。SIMを頻繁に差し替える方です。

ローミングサービスやルーターのレンタルをするよりも絶対的にSIMフリー+現地SIMが割安なのは明白でしょう。

 

しかし、国内で生活する人に取っては非常に難しい問題です。

SIMフリーのモデルを通常のキャリアのプランで使おうと思うと”持ち込み契約”となり、月々割や毎月割といった2年契約をすることで得られていた割引が受けることが出来ません。実質的には通常のキャリアのプランを使う分には2年縛りを付ける必要がないためいつでも解約できるといった点が最大のメリットになります。

 

料金的なメリットを受けようと思うとMVNO、所謂格安SIMの契約をするのが1つの手です。家も職場もWiFiがあり、移動中はほぼ携帯を触らないといった形、又はWiFiルーターを持っているという人にとっては料金的にもメリットを受けられるでしょう。

ただ、逆に言うとMVNOを使わないんで有れば中々このメリットを受けられないのも事実。

また、上記のような人はキャリアのプランでも2段階定額を選択すればMVNOを敢えて選ばなくてもいい場合もあります。

キャリアの”持ち込み契約”に対するプランが割高なため現状ではうまみというのが少ないようにも思えます。

 

段階的変化

我々は今までキャリアをまず選択し、そのキャリアの扱う携帯電話のラインナップから欲しい機種を選んでいました。これを第1フェーズとします。

それが、iPhoneを始めとしたスマートフォンの登場により各々の魅力的な端末を使うにはこのキャリアと契約しなければいけないという新たなフェーズへと移行しました。例えばiPhoneが欲しい人はSoftbankと契約・・・といった様に。これが第2フェーズ。

 

その縛りが無くなるとき、それが今回のSIMフリーiPhoneの登場でしょう。これが第3フェーズです。

今までもGalaxyを始めとしたAndroidスマートフォン勢は国内モデルでも一部SIMフリーのモデルを展開していました。しかし今現在スマートフォン業界を牽引しているiPhoneのSIMフリーモデルが出ると言うことにはそれなりの意味があります。

期待できることとしては各社ともSIMフリーモデルを対象とした料金プランや割引を設定する可能性でしょう。

現状キャリアは魅力的な端末を揃えて契約をして貰おうという第2フェーズの考え方で未だ動いています。だからこそdocomoはiPhoneを取り扱い始めました。ただ、これも3社揃ってしまった以上この戦いはもう出来ないでしょう。

 

そこでいかにSIMフリーの契約を取り込むかが課題になってきます。現状SIMフリーのモデルはまだまだGeekのための物であり、一般的に普及すべき物では無いのは事実です。

ただ、これもiPhoneが国内でSIMフリーモデルを扱い始めたことにより、徐々にSIMフリーの端末も国内で増えると考えられます。

そうやってSIMフリーが普及するとSIMフリーのモデルを買うかロックのモデルを買うかという選択肢が消費者には出てくることになるでしょう。

しかし前述の通り今のままではSIMフリーを敢えて選ぶ人はあまり多くないように思います。

 

SIMフリーの周辺環境の整備

キャリアからすれば、SIMフリーモデルは端末を販売せずに回線だけを契約してもらえる、ある意味上顧客なのではないでしょうか。

少なくとも、販売店にとっては上顧客のように思えます。販売店は契約数を獲得することで販売奨励金を貰っています。だからこそMNP一括0円という事が出来るんですね。それが現状回線だけ契約する人には払う必要が全く無い。これはおいしい話です。

だからこそ、将来的にはそれを顧客に還元するようになる可能性もあるでしょう。例えば、『持込み契約商品券2万円プレゼント!』といった日が来るかも知れません。

また、キャリアとしても回線数を稼ぐためにSIMフリーモデルを対象とした専用の料金プランを恐らく2年縛りを付けて(しかも割高な解約金)提供することも考えられるでしょう。

 

そのような周辺環境が揃ってこそ、SIMフリーモデルの真価が発揮されると考えられます。

iPhone 5s

Steve Rhodes(Flickr)

総括

iPhoneのSIMフリーモデルの発売は冒頭に述べているように、新たなフェーズへ移行する切り口となることは間違い有りません。

ただ、現状の周辺環境のままでは新たなフェーズへ移行することは難しいでしょう。

正直言えばキャリアに縛られて2年使い続けることが現状ではもっとも幸せになれる方法にも思えます。

しかし、自分自身を含めGeekとしては常に次代を求めてしまうもの。だからこそSIMフリーのモデルが出てきたこと自体は非常に嬉しく思います。

そして、そのSIMフリーのモデルが少しでもうまみのある、『より魅力的な商品』になることを願ってやみません。

 

ただ、それにはある程度の時間が掛かるのは致し方有りません。

少しでも早く周辺環境が整ってくれる事を願いつつ、来年の今頃には自分自身SIMフリーのモデルを納得して手にしていることを期待します。

 

 

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