全方向に閉じた家 houseT(塚野建築設計事務所)

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houseT1

 

広島にある塚野建築設計事務所が設計した住宅、houseTです。

外観から分かるように外に対して右側のスリット以外、裏面も含め開いている場所がありません。

すぐ左手に見える共同住宅からの視線や前面の道路などあまり良いとは言えない周辺環境に対峙した際に、周辺に対し閉じてしまい、そこだけで完結する豊かな空間を作る方向を目指したとのことです。

 

houseT4

勿論、外に閉じていても明かりは採らなければいけないので建物の手前側1/4に光庭設けることで閉じていながらも明るさや景観を確保しています。

壁の仕上げが白な上に地面にも白い玉砂利(?)を敷き詰めている事で、光量にかかわらず、比較的明るいように思います。

 

houseT2

建物内部もその光庭に向かって盛大に開いているので最大限光を取り込むことが出来ます。

むしろ周辺に対しては閉じていることによって、窓を視線を気にせず最大限開口を開けることが出来、カーテン等も要らないので結構明るいのではなでしょうか。

 

plan

中のプランは比較的普通。というと寂しい感じがしますが、そこまで変わった構成ではないです。

ただ、外部との関係を断絶すること、内部に光庭を設けることでここまで豊かな空間が生まれるというのは面白い発見でした。

 

周辺との関係性を持っていないと言うことはある意味寂しい気もしますが、場所を問わずこの計画を応用できるというメリットもあります。

中途半端に周辺を意識するならいっそ閉じてしまうのも1つの手だなぁと思わされる住宅でした。

houseT5

 

Via - House T - Minimalissimo

 塚野路哉 / 塚野建築設計事務所

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