どこが一番つながる!?iPhone5sのLTEを比較

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さて、もう今日はこの話題で持ちきりだと思いますがAppleがiPhone5s , iPhone5cを発表しました。

満を持してのdocomoの参入や廉価版iPhone5cの登場等話題は色々あるかと思いますが、今回はiPhone5sで新たに対応する通信の帯域が増えているのと、docomoの参入によって比較対象が増えたので、改めてそれぞれのエリアを比較したいと思います。

 

基本情報
 

まずは各キャリアの情報を整理していきます。各キャリアの回線数。そして今回のiPhone5sで対応出来るLTE帯域と保有帯域(LTE)です。

 
キャリア 契約回線数   保有帯域(LTE)    iPhone5s対応帯域(LTE)
docomo 61,838,000 800MHz/1.7GHz/2.1GHz  800MHz/2.1GHz
Softbank 33,794,000 1.7GHz/2.1GHz  2.1GHz
au 38,812,000 800MHz/1,7GHz/2.1GHz  800MHz/2.1GHz

契約者数参考: 一般社団法人電気通信事業者協会(http://www.tca.or.jp/database/

 

契約者数はdocomoがやはり圧倒的。だからこそ今回Appleはdocomoからの取り扱いを始めたのだろうとも思いますが、多いですね。他社の約2倍のユーザー数が居る訳です。

ただ、それは同様にdocomoには他社の2倍のトラフィックが居る可能性があるということ。とはいえdocomoのトラフィック数は他社と比較してスマートフォンユーザー数が少ないという点や法人電話の契約数が多いという点からそこまで激しくトラフィック量に差が出るわけではないでしょう。

 

むしろ特筆すべきはLTE対応帯域です。これはdocomoもauも800MHz帯の所謂プラチナバンドが含まれ、2つの帯域に分けられるのに対して、Softbankは2.1GHz帯のみ。EMOBILE買収によって得た1.7GHz帯はiPhone非対応なんです。これは残念。

pic2

 
基地局数
 

次に各社の保有するLTE電波を発する基地局の数を比較してみましょう。

 
キャリア 800MHz 1.5GHz 1.7GHz 2.1GHz 有効基地局数
docomo 2,000 2000(非対応) - 32,000 34,000
Softbank - - 9,000(非対応) 29,000 29,000
au 31,000 5,000(非対応) - 24,000 55,000

 参考:総務省(http://www.tele.soumu.go.jp/j/musen/sp/

一般的には基地局1つに対して1000台分の通信をまかなう処理能力があるとされています。勿論理論値のお話ですが、それを考えるといずれのキャリアもほぼ自社のLTEユーザーをまかなうには十分な基地局を保有していることになります(docomoのXiユーザーは推定15,000,000人前後)

 

この中でやはり飛び抜けて保有する基地局の数が多いのがauでしょう。iPhone5迄は800MHz帯の電波をiPhoneが拾う事が出来ませんでした。それが原因でauのLTEエリア詐称などの問題があった訳なんですが、今回のiPhone5sからはこの800MHz帯も拾うことが出来ます。

そういうことでauの圧倒的多数の800MHz帯用基地局数を活かすことが今回からは出来るという話なんです。ですから、恐らく正直、発売日に購入してすぐというわけであればLTEを拾える範囲、トラフィック数としてはauがやはり有利になると思われるでしょう。

 

勿論基地局数だけで電波は語れる問題ではないのは分かっていますが、1つの指標としては十分評価する価値のある物だと思っています。

 

iphone5c

 

 
長期的展望
 

ただ、勿論auが最高です!という記事を書きたくてこれを書いているわけではありません。また、Softbank、docomoとも容易にauに出し抜かれるほど無策ではありません。

 

まず、Softbankは昨年獲得したプラチナバンドと呼ばれる900MHz帯を保有しています。

これ、現状は3G通信のみしかまかなっていませんが、2014年以降LTEもカバーすることになっています。そうなってくるとまだ出始めて基地局数も少ない900MHz帯ですが、その分将来的には基地局が増え、LTEをカバーするようになればauと同等以上のエリアを確保することは難しくないでしょう。

 

次にdocomoですが、docomoには圧倒的なエリアカバー率があります。Softbank、auともにこれだけは真似の出来ないところで3G,LTE両方を考えれば、どこでもつながる、通信が出来るという点は国内で未だ1位でしょう。そして、そのdocomoのエリアカバー率を担保している昔からdocomoの保有する800MHz帯。基地局数自体はとてつもない数があるのですが、LTE対応の物が非常に少ない。

というのもdocomoがXiサービス(LTE)を基本的に2.1GHz帯を利用して運用していたからなんですね。それでも2.1GHz帯の基地局数だけで見ると他のキャリアを差し置いて一番基地局数が多いです。

そしてその上に、現状の800MHz帯をLTE用に変えていくことによってさらにLTEのエリアカバー率を恐ろしいほどに上げることが出来ます。今回docomoがiPhoneを獲得したことにより、いよいよその構想が進んで行くことが予測されます。

今まで動いていない分、これから大きな動きを起こす可能性はdocomoが一番大きいかもしれません。

 

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まとめ
 

現状料金プランが発表されていないので何とも言えないですが、料金やサービスの量、種類は以前からiPhoneを提供し続けているSoftbankに分があるのは間違い有りません。docomoは恐らくauと同等か一番高くなる可能性が高いでしょう。

メールサービスもSPモードメールはどうなるんでしょうね。最初はau同様メールアプリからのスタートになるのでしょうか。

 

正直僕自身どのキャリアが一番いいかという結論は出ていません。

ただ、3社ともどれを選択しても恐らく後悔の無いキャリアであることは間違い無いでしょう。

総合的に見て「ここは、無いな」というキャリアが無いのは日本の携帯電話市場がそこまで成熟してくれたお陰でしょう。今回の3社によるiPhoneのキャリア争いによって、各キャリアともより良いサービスが提供される事を期待します。

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